山派を走りぬける!磐梯吾妻スカイライン
空を走っているような気分を味わえる磐梯吾妻スカイライン
山岳部を走る道路には「スカイライン」という名前のついたものが多いのですが、このスカイラインという名前を日本で最初に冠した道路が「磐梯吾妻スカイライン」です。
1959年に開通し、当時は有料だった磐梯吾妻スカイラインですが、文字通り空を走っているような気分を味わうことができることで人気を集めています。
2013年からは無料開放されていますので、以前よりも気軽に行くことができるようになりました。
全長は28.7kmとそれほど長くありませんが、浄土平へのアクセスとして貴重な役割を果たしています。
紅葉の季節なども絶景を楽しむことができるので、まだ行ったことのない人は是非一度訪れてみてください。
最高標高が1622メートルもあり、まさに別天地を楽しむことができます。
おすすめの観光スポット
磐梯吾妻スカイラインを走る際に必ず立ち寄りたいのが「浄土平」です。
磐梯朝日国立公園の中にある浄土平は、スカイラインのちょうど中間地点に位置しています。
針葉樹林の原生林と火山荒原で構成されている浄土平からは、標高1707メートルの吾妻小富士を鑑賞することができます。
ビジターセンターもありますので、ちょっと休憩してお茶を飲んだり一休みをするのにも最適です。
浄土平の歴史は非常に古く、紀元297年崇神元天皇の時代にはすでに伊舎須美神社ができたという記録も残されているほどです。
磐梯吾妻は火山ということもあり、走っているとところどころの山肌から火山性ガスが噴煙となって立ち上っているのを見ることができます。
阿武隈山地を見渡せる「つばくろ谷」もおすすめスポットのひとつです。
なお、冬季の通行止め情報などに関しては、福島市の総合観光情報ナビ「こらんしょふくしま」で最新の情報を確認することができるようになっています。
磐梯吾妻スカイラインのベストシーズン
この地域は冬季は閉鎖となりますので、ツーリングを楽しむことができるのは4月上旬以降となります。
4月上旬でもまだ積雪が残っており、左右両側が雪の壁で閉ざされた「雪の回廊」を楽しむことができます。
路面凍結に十分注意しながらこの絶景を楽しんでください。
標高が高いですが勾配は比較的緩やかなので、のんびりとツーリングをするのにもおすすめです。
「双竜辻」辺りはタイトなヘアピンカーブが連続するので、ツーリングの腕前を確認したいという人も存分に楽しめるはずです。
周辺には磐梯吾妻スカイラインの他に「磐梯山ゴールドライン」や「磐梯吾妻レークライン」、さらに「西吾妻スカイバレー」などといったルートがあります。
時間的な余裕を持って行って、それぞれのルートの魅力を楽しむのもいいアイディアと言えるでしょう。