レインウェアのお手入れ方法
ツーリングにレインウェアは必要?
ツーリングに慣れてくると、ちょっと標高の高い山間部に出かけたり、あるいは遠出をしたりしたくなるものです。
こんな時は、普段よりも装備や服装に気をつけるようにしましょう。
ツーリングの準備をしている時にいつも迷うのは、レインウェアを持っていくかどうかということではないでしょうか。
「天気予報を見たら晴れだったから持って行かなくても大丈夫」「途中で雨が降ってきたらカフェに入って雨宿りをするから、レインウェアは必要ない」といった意見のライダーは実はたくさんいます。
ところがツーリングを長年やっていると、「レインウェアを持ってきてよかった」と実感することがしばしばあるのです。
というのも、バイクで走っていると夏でもかなり寒い思いをすることがあるものですが、雨で濡れてしまうとさらにで風邪をひくこともあるからです。
ましてや冬季にツーリングをする場合、雨に降られたら一大事と言えるでしょう。
特に山間部は天気が変わりやすいため、急な雨というのも珍しくありません。
レインウェアは使っても使わなくても、必ず持っていくようにするのがおすすめです。
たたんでしまえば非常にコンパクトになるので、かさばって邪魔ということもありません。
レインウェアのお手入れ方法
レインウェアは雨でびっしょり濡れることがあるので、家に帰ってきたらしっかりとお手入れする必要があります。
レインウェアを長持ちさせるには、洗濯機に入れず最初に手洗いするのが一番おすすめです。
走行中の排気ガスでかなり汚れていることが多いので、洗剤を溶かしたぬるま湯にしばらくつけておいてから洗濯してください。
洗い終わったら、ハンガーにかけて陰干しをしましょう。
日光に当てると色が褪せたり生地が劣化したりするので、必ず風通しの良い日陰で干すようにしましょう。
すっかり乾いたら、洋服ダンスの中などにハンガーにかけた状態で保管するのがベストです。
小さくたたんで収納袋に入れるのはツーリングに出かける前だけにしましょう。
レインウェアは何回か使っているうちに撥水効果が落ちてきますので、洗う度に撥水スプレーをかけておくのをおすすめします。
レインウェアの選び方
ツーリングに使用するレインウェアは、何といっても耐水性の優れたものを選ばなければなりません。
レインウェアでは耐水性を示すのに「耐水圧」を指標としますが、ツーリングでは10,000mm/cm2以上の耐水圧のものがベストです。
耐水圧の他に透湿性も重要なポイントですが、目安としては4500g/m2/24h前後のものがおすすめです。
素材としてはゴアテックスが最も適していますが、ゴアテックスは価格が5万円以上と高価です。
たまにしかツーリングに行かない人は、1万円程度のレインウェアでも十分でしょう。