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高野龍神スカイラインを走ろう!

高野龍神スカイラインは紀伊半島でも屈指のツーリングスポット

「高野龍神(こうやりゅうじん)スカイライン」は、和歌山県北部の伊都郡高野町奥の院交差点と田辺市龍神町とを結ぶツーリングコースで、全長は約42.7kmとなっています。
1980年の開通当初は一般有料道路でしたが、2003年からは無料開放されています。

スカイラインの多くは針葉樹の原生林となっており、秋は紅葉がきれいなことでも有名です。

高野龍神スカイラインのおすすめ観光スポット

このスカイラインを走る時には、ぜひ中間地点にある「道の駅田辺市龍神ごまさんスカイタワー」に寄ってみてください。
レストランやお土産屋さんもありますから、休憩に最適です。
個人的にここでの楽しみは地元の名産物「しいたけ節」を買うことです。
龍神村の清らかな水で育ったしいたけの香りがいっぱいに広がる銘品です。

ごまさんスカイタワーには高さ33メートルの展望台があり、ここから紀伊半島を一望にすることができます。
展望台の入場料金は300円ですが、払うだけの価値はあると言えるでしょう。

このスカイライン周辺には真言宗総本山金剛峯寺「高野山」もありますので、まだ訪れたことのない人はぜひ訪問してみてください。
816年に弘法大師が開いたとされる高野山は、日本の代表的な聖地のひとつでもあります。

金剛峯寺境内と建造物が2004年にはユネスコの世界遺産に、さらに2016年には高野参詣道も世界遺産として追加登録されたのも記憶に新しい人は多いのではないでしょうか。
高野山は、日常のストレスで疲れた心身をほぐすのに最適のスポットです。

快適なツーリングを楽しんだ後は、日本三美人の湯として名高い龍神温泉に浸かるのもおすすめです。
弱アルカリ性の炭酸水素塩泉は美肌効果が高く、慢性皮膚病などにもよく効くといわれています。

露天風呂からは渓流を眺めることができ、絶景を楽しみながら入浴することができます。
星空を眺めながらの露天風呂も最高です。

高野龍神スカイラインを走るベストシーズン

このツーリングコースは標高が1000m以上と高いところにあるため、冬には路面凍結もしばしば見られます。
ですから、12月中旬から3月中旬までは車両に関してはタイヤチェーンの着用が必要になります。

バイクに関しては通行止めとなっていますので、ツーリングを予定している人はこれ以外の季節でスケジュールを立てる必要があります。
ベストシーズンは春か秋ですが、土日や連休の時はかなり渋滞が見られることもありますので、早朝に出発するか平日に行くのがおすすめです。

早朝に走っていると雲海が見れることもあるので、早起きする価値はあります。
直線や穏やかなS字カーブが多いので、景色を楽しみながらリラックスしてツーリングすることができます。