日本一コーナーの数が多い津軽岩木スカイライン
津軽岩木スカイラインの特徴
「津軽岩木スカイライン」は本州の最北端である青森県に所在しており、岩木山のふもとから八合目までをつなぐ有料道路の名称ですが、全長は9.8キロあります。
最大の特徴はコーナーの数がとても多いことで、この全長10キロにも満たない道路になんと69ものコーナーがあり、しかもそのほとんどが深いヘアピンカーブ、そしてそのようなヘアピンカーブが連続しているワインディングロードです。
ワインディングロードはバイク乗りにとって走っていてとても楽しい道路の一つですが、津軽岩木スカイラインはコーナーの多さと深さから、コーナーリングのトレーニングをしているような気分も味わうことのできる道路です。
また、岩木山は津軽富士とも呼ばれ、日本百名山にも選ばれています。
連続するコーナーの両脇にはブナの原生林が広がり、気持ちのいい景観を楽しむことができるでしょう。
さらに岩木山の八合目まで上ると、そこから日本海を一望できる雄大な景色も楽しむことができます。
さらに北に目を向けてみると、天気のいい日には北海道の松前崎も見ることが可能です。
ツーリングルートについて
津軽岩木スカイラインへのアクセスは、東北自動車道を使って訪れる場合、大鰐・弘前ICで高速を降りてからアップルロードで約40分の道になります。
津軽岩木スカイラインは有料道路なので、バイクの場合であれば1,050円の料金が往復でかかります。
岩木山のふもとから八合目までをつなぐ道路なので、頂上に向けて登っていった後は同じ道を下って来るというルートになります。
全部で69のコーナーがあるので、往復した場合には合計で138のコーナーを通過することになります。
周辺には無料の駐車場もあるので、一旦バイクを停車させ、ゆっくりと岩木山からの眺望を楽しむこともできるでしょう。
注意点は、津軽岩木スカイラインには冬季閉鎖期間があることです。
通常であれば11月から4月にかけて冬季閉鎖期間になりますが、詳しい日時は出かける前に確認するようにしましょう。
青森県は日本でも有数の豪雪地帯なので、冬季閉鎖期間ではないとしても、路面状況は天候の状態に左右されるため安全には十分注意しましょう。
なお、青森県にはマグロの一本釣りで有名な大間崎があります。
そのため、津軽岩木スカイラインまでのルート上にも美味しいマグロの刺身を堪能できるレストランや食事処がたくさんあります。
大間のマグロのシーズンは8月から1月までと言われており、ツーリングシーズンとも重なっています。
現地では比較的リーズナブルな価格で美味しいマグロを楽しめますので、津軽岩木スカイラインへツーリングに行くときにはプランに含めることをお勧めします。